こんにちは、
茶道具通販専門店ふげつ工房、代表の田中です^^
茶道は水指(水差)を含め使用する道具の種類が多いことから
初心者には難しいというイメージがありますよね。
しかし、
どのような道具も正しい知識があれば
使い方を間違えることはありません!^^
また、格式張った窮屈なイメージを
お持ちのかたもいらっしゃるかもしれないですが、
点前(作法)の意味を理解することで
リラックスしながら楽しいひと時を過ごすことができます。
茶道を楽しむためにも、
道具の正しい扱い方を学びましょう♪
水指(水差)とは
席中に用いて釜に補給する水や、
茶碗・茶筅などをすすぐ水を貯えておく器物
水指は、水差とも書き、雲屯(うんとん)・水器ともいいます。
形状は多彩ですが、一般的には湯呑大きくした筒状の外観が多いです
水指(水差)には綺麗な水を入れておきます。
これは茶釜へ水を足したり
茶碗や茶筅を洗う(清める)のが目的です。
茶道には水が不可欠です。
水道の水を入れるのではなく、名水を入れられると良いですね。
(名水がご用意できな場合には、スーパーに売っている水でもOKです。)
水指の中の水は、置き水指の場合には9分、
水指を運び出す場合には8分くらいの水を入れておくと良いらしいです。
水指は厳かで落ち着いた雰囲気を
作り出すのに欠かせない茶道具と言えるでしょう。
水指の歴史について
日本で茶道が娯楽の一種として
定着したのは鎌倉時代とされていますが、
すべての茶道具がその頃から
使われていたわけではありません。
水指も同様であり、
当初は桶や食事用のお椀が使われていました。
茶道具としての水指が
使われるようになったのは室町時代の初期とされ、
当時の絵画には漆塗りの木器が
水指として使われている様が描かれています。
室町時代後期になると唐物と呼ばれる、
中国から輸入された陶磁器製の水指が流行しました。
江戸時代には絵付けの陶器が普及し、
茶道の流派ごとに
特徴的なデザインの水指が
使われるようになったのです。
現在は材質もデザインも非常に多彩であり、
古くからの伝統を受け継いでいる高級感に満ちた物や、安価で扱いやすい物など様々です。
水指の使い方は茶道の流派によって異なる
水指は茶釜への給水や茶碗などの
道具を清めるための水を入れておく容器ですが、
その使い方にも茶道ならではの作法があります。
水指の扱い方、水の汲み方などは
流派によって違いがあるので
一概に言い切ることはできませんが、
水指の運び・蓋の扱いなど無暗に音を立てず
丁寧に扱う点は共通しています。
流派ごとの作法の違いを正しく認識しながら
大事に扱うことが大切です。
緊張せず落ち着いて扱うことが点前での正しいあり方
古くから続く茶道は独特の作法があるため、
慣れない人なら茶道具の一種である
水指の扱い方にも緊張してしまうことがあります。
まったくの粗相な扱いは駄目ですが、
その一方で大事にこだわり過ぎるのも良くありません。
水指は、季節・趣向に合わせながら選び、
茶席のひと時をお客様とともに楽しむことが
何よりも大切と言えますね^^