茶道のお稽古は着物?茶道教室で初心者が気を付けたい服装のマナー

こんにちは、
茶道具通販専門店ふげつ工房、代表の田中です^^

新型コロナウイルスの発生状況が
第一波のピーク時に比べると
だいぶ落ち着いてきましたね。
(まだまだ油断はできないですが…!)

お茶のお稽古は
「密」になりやすいこともあり

茶道デビューを
保留になされていたり

茶道教室を
一旦休会されていた生徒さんたちが

徐々に再開の方向に
なりつつある感じになってきました。

今日は、
茶道をこれから始めようというときに
特に初心者のかたが心配になりがちな
「服装のマナー」
について記載したいと思います。

お茶教室と聞くと
作法や身だしなみが厳しいイメージが
あるかたも多いかと思いますが、

あまり難しく考えすぎず
気楽にお読みいただければ幸いです^^

茶道のお稽古の時の服装

茶道と言えば着物でしょ?と思いがちですが、
お稽古であれば着物が必須とも限りません。

女性も男性も着物なら間違いなし?

初めてのお茶教室!

はりきって着物でバッチリきめて言ったら
先生以外はみんなカジュアルな洋服。。。!

なんてことも実際にあった話です(苦笑)

ちなみに「着物」というと
着付けをしてもらったり
準備が大変なイメージがありますが、

最近ではお茶のお稽古にピッタリな
洗濯機でも洗えるポリエステル素材の着物や、
お稽古用ベスト・2部敷式稽古着などがあり
人気急上昇中です。

茶道デビューを果たしても
初心者のうちは特に緊張しやすいので、

うっかり
抹茶をこぼしてしまったり、
濡れたり汚れたりといったトラブルが起きやすいです。

そんな時でも
自宅の洗濯機で気軽に洗える稽古着なら安心ですよね^^

ポリエステル生地のお気軽着物の場合は
絹など自然素材の着物に比べると
少し暑いことがデメリットではありますが、

教室によっては
中級者~上級者のかたでも
お稽古はポリエステルやレーヨン素材の着物
という生徒さんもいらっしゃいます。

正式な茶会では絹の着物がオススメですが、
女性も男性もお茶教室であれば、

絹に比べて色焼けや黄色い変色も少なく、
水や汗にも強く、
カビや虫食いのリスクも低く、
縮んだり型崩れの心配も少ない
ポリエステル素材の着物を、

選択肢のひとつとして覚えておいて損はないですね^^

また着物を着る際は
足元は足袋を履くことが基本です。
(洋服の場合は、白い靴下を履くことが基本です。)

茶道の精神として
清潔感はとても重要なポイントのひとつなので、
白い足袋を着用しましょう。
(白は汚れが目立ちやすいこともあるので、
茶室に入る前に履き替えられるよう予備の足袋を1足持っておくと安心です)

寒い時期はコートを着ましょう

「紅葉の色づく頃から、桜が散るまで」の間は、着物のコートを着ます。

コートには、道行・道中着・羽織・雨コートなどがありますが、
お部屋の中に入るときには脱ぐことがマナーです。

羽織は室内で着ていても良いとされていますが、お茶席では脱ぎましょう。

アクセサリーはつけたままでOK?

せっかく着物を着たりしたら
可愛いピアスやオシャレな指輪も
したくなる気持ちもありますよね!

でも・・・

お茶の席では

  • 指輪
  • ブレスレット
  • 腕時計
  • ネックレス(短いものはOKです)

は基本的に駄目です。(着物には似合わないように思います・・・が)

あと、ネクタイの場合は
ネクタイピンを忘れないようにしましょう。

また既婚者であったとしても
指輪等は外して下さい。

茶道とは
抹茶を飲むだけではなく
道具を楽しむ場でもあります。

万が一でも身に着けている貴金属が
原因でお茶碗に傷を残さないためにも
アクセサリーは外しておきましょう。

また、直接茶器や漆器と接触は
しなさそうなピアスなどの装身具も
茶席のマナーとして外しておきましょう。

ネイルはしたままでもOK?

短かめで自然の爪と色合いが変わらない
ネイルであれば許容してくれる先生方も
いらっしゃるかもしれないですが、

長い爪(長いネイル)や
派手な色のデザインのネイルは、

大事な茶道具を傷つけてしまったり、
大切な場の雰囲気を壊してしまったりする
原因となりかねないので、

基本的にはネイルは外しておきましょう。

ついうっかり付けてしまいがちですが、
香水もお茶の席ではマナー違反なので
香水が好きでも茶会やお稽古では我慢してくださいね^^

洋服の場合はどんな服装が良い?

洋服でお茶のお稽古をされることも
多いかと思いますが、

落ち着いた色合いの服装を心掛けることが大事です。

派手な服装は避けていただき、
暑い夏場でも、肌の露出(胸あきの大きい服)は、極力避けましょう

裸足はもちろん駄目ですし、
ストッキングやタイツを履く場合は
白い靴下を上から履きましょう。

靴下は白色が基本ですが、
ワンポイントの小さいマーク程度でしたら
許容範囲内という教室も多いのではないかと思います。
(白は汚れが目立ちやすいこともあるので、
茶室に入る前に履き替えられるよう予備の靴下を1足を持っておくと安心です)

またスカートを着用される場合は、
正座した際にヒザが見えてしまうので、
スカートは基本的ロングスカートが推奨です。
(膝上丈のスカートは避けましょう)

フレアやプリーツつきのスカートでも
派手でなく広がりが少ないタイプならOKですが、
おすすめはタイトなロングスカートです。

タイトなロングスカートを履くと
着物に近い着用感でお茶のお稽古ができるので
正式な茶会に近い環境で練習できるのでオススメです。

ズボンを履く場合は、
ズボンの裾が畳に触れない長さにしておくように注意しましょう。

ジャージなど
場の雰囲気を損ねる服装は控えましょう。

分かりやすい言葉で例えると
・オフィスカジュアル風
もしくは
・セミフォーマル(男性ならスーツも可)
かつ
・落ち着いたトーン

・露出が少ないデザイン(基本は長そで)
の服装が洋服で茶道のお稽古に参加する際のポイントです。

※スーツでネクタイを締める場合は
ネクタイをシャツにネクタイピン等で止めておきましょう。

茶道のお稽古に必要な道具

初心者の頃は右も左も分からず
不安なことも多いかと思いますが、

とりあえずこれを揃えておけば安心!
という道具を紹介させていただきますね^^

(各項目をクリックしていただくと
より詳しい説明をご覧いただけます)

不安なときは茶道の先生にも確認を

着物を着るかきないかだけでなく
細かいマナーに関しても
流派や先生の考え方によって
違った答えになる場合もございますので、

女性も男性も不安なときは
通われているお茶教室の先生に、

「ふげつ工房」(当サイトの名前です^^)に
〇〇と書いてあったんですが、
〇〇で良いでしょうか?

と確認していただけると安心だと思います。

最後までお読みいただきありがとうございます。

少しでも何かのお役に立てておりましたら幸いです。

Have a nice 茶道 life!