茶道を始めたい時に役立つ基礎知識やお稽古場・教室の探し方や資格など

こんにちは、
茶道具通販専門店ふげつ工房、代表の田中です^^

「茶道を始めてみたい」という人が多くなってきた理由のひとつに
静かな和の空間で過ごすことに魅力を感じ、

さらに、日本の文化に触れられることからも
「茶道」の人気が高まっているようです。

しかし、いざ習おうと思っても、
「どのようなものを用意してどのお稽古場を選ぶべきかわからない」
という人もいるかと思います。

そこで、この記事では
これから茶道を始めたいと考えている人に向けて、

茶道の基礎知識やお稽古場の探し方についてご紹介いたします^^

まずは茶道の流派を知ろう

茶道(抹茶)を習うためには、
まず基礎知識として「流派」を知ることが肝心です。

茶道の流派は多岐にわたりますが、
代表的なものには「千家」が挙げられます。

千家には大きく
「表千家」
「裏千家」
「武者小路千家」
の3つに分かれており、

なかでも茶道人口が多いのは「裏千家」です。
(ちなみに当店、ふげつ工房も裏千家です^^)

他、遠州流・石州流・志野流・藪内流・宗徧流・・・などなど多数あります。

茶道は入門すると初歩的なお稽古から行い、
次の段階を学んでいくスタイルが一般的です。

この段階を追う学びのことを
茶道では「許状」といい、
習う前に先生を通して申請する必要があります。

許状はいわば、
「お稽古を受けるための許可証」
ともいえるものなのです。

又、「資格」もあります。

「資格」は茶道の習熱度を表すためのものです。

流派によって許状・資格は異なるため、先生にお聞きくださいね^^

茶道に関係する資格にはどんなものがある?

茶道には、流派を問わない資格も存在します。

一般財団法人今日庵茶道資料館が主催する
「茶道文化検定」というものがあります。

この資格は茶道文化の知識を学ぶことを目的とした資格です。

問われるのは茶道文化に関する知識が主であり、
資格取得によって自身のスキルの証明として役立ちます。

茶道文化検定は受験にあたり、
流派・経験年数・年齢などは問われません。
又、点前(手前)の手順などについての出題はありません。

茶道に関心のある幅広い年代の人が受験できます。

なお、資格のレベルは1~4級に分かれており、
4級または3級から受験し、合格をもって順次上位級を受験していきます。

通常は年に1度、全国主要都市の20箇所程度の会場で試験が実施されます。

茶道文化検定にチャレンジしたい場合は、

お稽古を始めたタイミングや
少し慣れてきたタイミングで
ぜひ教室の先生に、
受験希望ということを相談してみましょう^^

お稽古を始めるにあたり必要な道具は?

いざ茶道のお稽古を始めようとしたときに、
「どのようなものが必要になるのだろう」と悩んでしまう人も多いものです。

茶道初心者がお稽古をするにあたり、
必要となる基本的な道具には以下の4つが挙げられます。

扇子

1つ目は「扇子」です。

茶道では通常よりも、やや小さいサイズの扇子を使います。
あいさつをするときなど、膝前に置く用途として使うことが一般的です。

ふくさ

2つ目は「ふくさ」です。
ふくさは点前をする時、お茶やお菓子を持ち出す時に必要です。

流派ごとにふくさの色が異なることもありますので、
あらかじめ確認しておきましょう。

懐紙

3つ目には「懐紙」が挙げられます。

お菓子を頂く際、銘々皿のかわりに
懐紙の上に菓子をとりいただく時に使います。

又、流儀によっては、茶碗を清めたりもします。

菓子楊枝

4つ目は「菓子楊枝」です。
お菓子を一口サイズにカットし、頂く時に必要になります。

お稽古場を探すためには?

お稽古場を探すためには、
「お稽古体験」をしてみることがおすすめです^^

お稽古体験では生徒が点てたお茶を飲んだり、
お菓子を食べたりできるケースがあります。

こうした雰囲気を楽しみつつ、
茶道とはどのようなものなのか、
自分の目と肌で確認してみると良いですね!

なお、茶道は個人教室をはじめ、
カルチャースクールなど幅広い場所で習うことができます。

自宅や職場の近くで探してみたり、
インターネットで条件を絞り込んで検索してみたりするなど、
自分に合いそうなお稽古場を探してみましょう。

お稽古場選びでチェックしておくべきポイント

お稽古場は数多くあるため、
どこを選ぶべきか悩んでしまう人もいるかと思います。

いくつかの選択肢のなかから自分に合うお稽古場を見つけるためには、
どのような点に注目すれば良いのかアドバイスさせていただきます。

お稽古場選びでチェックしておくべきポイントには、
以下のようなものが挙げられます。

まずは「先生との相性」です。

お稽古場と一口にいっても、
それぞれ雰囲気は大きく異なります。

先生と生徒の関係性によって、
和やかな雰囲気のお稽古場もあれば、
緊張感のあるお稽古場もあるのです。

いくら魅力的なお稽古場であっても、
先生と自分との相性が悪いと、
長く通うことが難しくなってしまいます。

そのため、
きちんと先生と自分との相性を確認したうえで、
入門するお稽古場を決めることが重要です。

また、
「自宅・職場からお稽古場までの距離」
にも注目すると良いでしょう。

お稽古を継続するためには、
通いやすさも重要なポイントです。

自宅や職場から距離のあるお稽古場を選ぶと、
通うことが面倒になってしまうおそれがあります。

自宅や職場から気軽に通える場所を選ぶと、
お稽古を長く続けやすくなるでしょう。

さらに、「費用」についても
しっかりとチェックしておくことが肝心です。

茶道を習うためには入会金や月謝、
さらに許状など、さまざまな費用がかかります。

この費用はお稽古場によって大きく異なるため、
入門前にしっかりと確認しておくことが肝心です。

月謝制度を設けていることが一般的ですが、
なかにはコース制だったり、
回数ごとに料金を支払ったりするケースもあります。

自分にはどのようなスタイルが合っているのか、
あらかじめ考えておくと良いでしょう。

また、茶道を習うための予算をあらかじめ設定しておき、
その金額に収まるかどうかチェックすることも重要です。

無理なく通えるかどうか、
費用面も含めてきちんと確認しましょう。

お稽古場で茶道を習って自分に磨きをかけよう!

流派や許状・資格に関する知識、
また必要な道具やお稽古場選びなどの
ポイントを押さえておくことで、
安心して茶道を始めることができます。

お稽古場を探すときは、
まずお稽古体験をしてみることが大切です^^

お稽古場の雰囲気や先生との相性、
また自宅からの距離などをしっかりと確認しておくことがポイントとなります。

お稽古場で茶道を習って、自分に磨きをかけてみてくださいね^^