数寄屋袋・袱紗ばさみってどんなものを指すの?使うときの注意点も紹介!

こんにちは、
茶道具通販専門店ふげつ工房、代表の田中です^^

数寄屋袋・袱紗ばさみの金額相場は
ものによって大きな差があります。

安いものだと1,000円台で購入できますし、
高級なものだと数万円にもなります。

ちなみに交織のものは比較的安く、
正織のものは高額になる傾向があり、

名物裂や作家が有名な方のものだと大幅に値段が上がります。

着物が高級なものなのに、
数寄屋袋や袱紗ばさみなどの小物が
安いものだと残念に見えてしまいますから、
着物の値段に合ったものを選ぶのが良いでしょう。

また、初心者だと袱紗や懐紙などがセットになった
初心者向けセットに袱紗ばさみが入っているので、
それを使うのもおすすめです。

価格も一式揃って1万円以内に抑えられるものが多く、
とりあえず最初は初心者セットを使い、
ある程度慣れてきて茶道に使う小物などにこだわりが出てきたら
数寄屋袋や袱紗ばさみを別で購入するというのもおすすめです。

袱紗ばさみに入れるものは?

袱紗ばさみに入れておくものに関しては、
流派によって異なります。

ここでは、表千家・裏千家それぞれで
袱紗ばさみに入れておくべき小物が何かを確認しておきましょう。

まず、表千家も裏千家も
扇子・袱紗・懐紙・菓子楊枝の4点は必要です。

それに加えて、
表千家だと出袱紗・志野袋
裏千家だと、古帛紗・小茶巾入れ・志野袋など入れておくことになります。

数寄屋袋・袱紗ばさみを選ぶ・使うときの注意点

袱紗ばさみを選ぶときにはいくつか注意点があります。

まず前述したように、
男性と女性で袱紗ばさみに入れる懐紙や扇子の大きさが異なり、
それに伴って袱紗ばさみも男性用と女性用でサイズが異なります。

また、色に関しても男性用は青や紫など寒色系、
女性用は赤やピンクなどの暖色系が多い傾向があります。

基本的には男性用・女性用と書かれて販売されていますから、購入する際は確認しましょう。

次に、袱紗ばさみの色や柄は
茶室で使う際は好きなものを選んでも問題ありません。

そのため、個性的な柄やかわいらしい柄のものを普段使いしている人もいるでしょう。

しかし、お祝い事の行事に参加する際は
このような柄のものを使っても問題ありませんが、
弔事の際に使うと黒がメインの服装に対して
袱紗ばさみだけが派手で浮いてしまいます。

それに、弔事に明るい色の小物を持ち込むのは
失礼に見えてしまうかもしれません。

そのため、
弔事に備えて普段使いの明るい色のものだけでなく、
寒色系の袱紗ばさみも持っておくと無難です。

そして、数寄屋袋・袱紗ばさみを購入する際、
中古のものを選ぶ人もいるでしょう。

しかし、数寄屋袋・袱紗ばさみは経年劣化していきます。

そのため、中古のものだと傷が入っていたり、
糸がほつれていたりすることがあります。

特に安いものほど傷みやすい傾向があるので注意しましょう。

万が一中古で購入する際は
保存状態をしっかり確認してくださいね。

数寄屋袋・袱紗ばさみは場面に応じて選ぶことが大切!

袱紗ばさみは茶道具を収納するものであり、
あまり袱紗ばさみにこだわりを持っていない人もいるかもしれません。

しかし、

袱紗ばさみも男性用・女性用があり、
茶室で使う場合は好きなものを使って問題ありませんが、
弔事などで使う場合はその場に合った色・柄を選ぶことが大切です。

着物のデザインだけでなく
使う場面も意識して、数寄屋袋・袱紗ばさみを選びましょう。